市ヶ谷駅から上智大学まで歩く

1. 旅の始まりは、水辺の風景が広がる市ヶ谷駅から
スタートはJR・地下鉄が乗り入れる市ヶ谷駅。駅を出るとすぐに、かつての江戸城外濠が姿を現します。釣り堀「市ヶ谷フィッシュセンター」を眼下に眺めながら、まずは水辺の開放感を味わいましょう。

ここから目指すのは、濠に沿って整備された「外濠公園」の遊歩道です。

2. 四季を感じる「外濠公園」の遊歩道
外濠公園は、濠の土手部分に約2キロメートルにわたって続く公園です。春には約240本の桜が咲き誇る名所として知られていますが、新緑の季節や秋の紅葉など、一年を通じて豊かな表情を見せてくれます。

線路と濠に挟まれたこの道は、都心とは思えないほど緑が深く、散歩をする人やジョギングを楽しむ人たちの憩いの場となっています。左手に中央・総武線の電車が走り抜ける様子を眺めながら歩くのは、鉄道ファンならずともどこか懐かしく、心地よいリズムを感じさせてくれます。

3. 歴史を物語る石垣と「ソフィア通り」
四ツ谷駅に近づくにつれ、濠の向こう側に重厚な石垣が見えてきます。これは江戸城の防御を固めていた歴史の跡。歴史の積み重なりを感じながら進むと、道は自然に「ソフィア通り」へと繋がります。

通りの右側には、今回の目的地である上智大学のモダンな校舎が広がります。カトリックの精神を受け継ぐ大学らしく、落ち着いた品格のある空気が漂っています。通りには街路樹が並び、特に夕暮れ時は街灯の光が優しく、ロマンチックな雰囲気を醸し出します。

4. ゴールは上智大学・クルトゥルハイム付近
四ツ谷駅のすぐそばまで来ると、大学の敷地内に建つ歴史的建造物「クルトゥルハイム聖堂」の尖塔が見えるかもしれません。市ヶ谷駅からの距離は約850メートル。ゆっくり歩いても13分から15分ほどの、ちょうど良い散歩コースです。

この道の終点にある四ツ谷駅周辺には、老舗の喫茶店やおしゃれなカフェも多く、散歩のあとの一杯を楽しむのにも事欠きません。

【歩いてみた感想】 ただの移動手段として歩くにはもったいないほど、情緒豊かなコースです。江戸から現代へと繋がる時間の流れを感じながら、季節の風を肌で受ける時間は、何よりの贅沢。週末のちょっとしたお出かけに、ぜひカメラを片手に歩いてみてください。