成蹊大学まで歩く

「大学まで歩こう」シリーズ、今回は学生に大人気の街・吉祥寺から「成蹊大学」への通学路をご紹介します。

吉祥寺駅からの道のりは、賑やかな商店街から一変して、歴史を感じる壮大な並木道へと表情を変える非常に魅力的なコースです。


吉祥寺の活気と100年の欅並木を抜けて。成蹊大学への通学路ガイド

「住みたい街ランキング」で常に上位に入る吉祥寺。その中心地である吉祥寺駅から、名門・成蹊大学(成蹊学園)へと続く道は、単なる通学路以上の価値がある、武蔵野の自然と歴史を感じるルートです。

1. 吉祥寺駅北口から、賑わいの街へ

スタートはJR・京王井の頭線の吉祥寺駅「北口」から。駅前にはバスロータリーが広がり、向かいにはサンロード商店街や大型商業施設が並びます。成蹊大学行きのバスも頻繁に出ていますが、天気の良い日はぜひ徒歩(約15分〜20分)に挑戦してみましょう。

まずは駅を背にして平和通りを左(三鷹方面)へ。ユニクロのある交差点を右に曲がり、中道通りや五日市街道周辺の、おしゃれなカフェや雑貨店が点在するエリアを抜けていきます。

2. 歴史の風格漂う「欅(けやき)並木」

五日市街道を北へ進み、「成蹊通り」へと差し掛かると、このルート最大のハイライトが現れます。それが、大学正門前まで約500メートル続く欅並木です。

大正13年(1924年)の移転時に植えられたというこれらの木々は、今では樹齢100年を超え、武蔵野市の天然記念物や「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。夏は木漏れ日が涼しく、秋には鮮やかな紅葉、冬には美しい枝ぶりが空に映えます。学生たちがこの並木道を歩く足音や、風に揺れる葉の音は、成蹊生にとっての「日常のメロディ」となっています。

3. 「赤レンガ」の校舎とアカデミックな静寂

並木道を通り抜けると、いよいよ成蹊大学の正門に到着します。門の先に広がるキャンパスは、伝統的な赤レンガ造りの本館を中心に、落ち着いた雰囲気が漂っています。

特に有名なのが「情報図書館」。近未来的な球体の会議室(通称:プラネット)があることで知られ、その斬新な建築と歴史ある並木のコントラストは、成蹊大学ならではの景観です。

4. 毎日がちょっとした旅になる通学路

吉祥寺駅から成蹊大学までは、距離にして約1.2キロメートル。歩いて15分から20分ほどです。

朝の清々しい空気の中で欅並木を歩く時間は、授業前の頭を整理したり、友人とゆっくり語り合ったりするのに最適なひととき。「吉祥寺の街」と「学びの舎」をつなぐこの道は、卒業しても一生忘れられない思い出の景色になるはずです。

【歩いてみた感想】 吉祥寺の賑やかさを抜けた後に現れる欅並木の圧倒的な存在感には、いつ訪れても心が洗われるような感覚があります。通学バスではなく、あえて歩くことでしか得られない「季節の移ろい」を、ぜひ楽しんでみてください。