自由が丘駅から東京科学大学まで歩く

「大学まで歩こう」シリーズ、今回は大人の散歩道として、洗練されたショッピングタウンからアカデミックな知の拠点へと至る、自由が丘から東京科学大学(旧 東京工業大学・大岡山キャンパス)へのルートをご紹介します。

2024年10月に誕生したばかりの新しい名称「東京科学大学」。東横線と大井町線が交差するエリアをのんびり歩きながら、モダンな街並みと豊かな緑を楽しむ約20分の散歩コースです。


洗練と知性のクロスロード:自由が丘から東京科学大学へ、緑道をたどる贅沢な散歩道

東急線沿線でも屈指の人気を誇る「自由が丘」。おしゃれなショップやカフェが立ち並ぶこの街から、日本の科学技術を牽引する「東京科学大学」の大岡山キャンパスまでは、実は歩いてすぐの距離にあります。今回は、人混みを避けて季節の風を感じられる、緑道経由のルートをご案内します。

1. 「マリ・クレール通り」の華やぎからスタート

散歩の始まりは、自由が丘駅の南口。改札を出てすぐの「マリ・クレール通り」は、美しい並木とベンチが並び、どこかヨーロッパの街角のような雰囲気が漂っています。まずはここで、街の華やかな空気をお裾分けしてもらいましょう。

駅を背にして左方向(大岡山方面)へ進むと、すぐに見えてくるのが「九品仏川(くほんぶつがわ)緑道」。ここが今回の散歩のメインステージです。

2. 四季の彩りを楽しむ緑道のプロムナード

緑道に入ると、それまでの商業地の賑やかさが嘘のように、穏やかな時間が流れ始めます。春には桜、初夏にはアジサイが咲き誇るこの道は、地元の人々の定番のお散歩コース。

道沿いには、隠れ家のようなカフェや小さなお菓子屋さんが点在しています。お気に入りのドリンクをテイクアウトして、ベンチで一休みしながら歩くのも、自由が丘らしい散歩の楽しみ方です。そのまま緑道をまっすぐ進み、東急大井町線の線路を越えて、緑が深い「緑が丘」エリアへと入っていきます。

3. 突如現れる「知の要塞」とチーズケーキのような図書館

住宅街を抜けると、視界がパッと開け、モダンな建物群が見えてきます。ここが東京科学大学(大岡山キャンパス)です。

特に目を引くのは、その形状から学生たちに「チーズケーキ」の愛称で親しまれているガラス張りの図書館。周囲の豊かな緑と、最先端の建築デザインが見事に調和しています。キャンパスの入り口付近には、春になると見事な桜並木が広がり、地域の人々にも開かれた開放的な空間となっています。

4. 自由が丘から大岡山へ、心地よい20分の旅

自由が丘駅から東京科学大学正門までは、距離にして約1.2キロメートル。ゆっくり歩いて約17分から20分ほどです。

ショッピングのついでに少し足を伸ばすだけで、都会の喧騒からアカデミックな静寂へと、ドラマチックに景色が変わります。散歩のゴールにふさわしい大岡山駅周辺には、古き良き商店街も残っており、散歩のあとの「街歩き」もさらに楽しめますよ。

【歩いてみた感想】 自由が丘の華やかさと、緑道の静けさ、そして大学キャンパスの知的な雰囲気。わずか20分の中に、目黒区・大田区エリアの魅力がギュッと詰まったコースです。天気の良い週末、カメラを片手に「新しくなった大学」まで、少し足を伸ばしてみませんか?